【書評】「改訂版 キクタン【Entry】 2000 キクタンシリーズ」

本の特徴

キクタン【Entry】2000

アルク

キクタン【Entry】2000】
  • オススメ度:(4.5)
  • 対象   :初級者

AmazonKindle

  • 基礎単語520語を掲載した単語帳
  • 音声を使うことにより、音楽のリズムに乗って単語が覚えられる
  • 単語、フレーズ、例文、長文と1つの単語が例文の中で覚えられる
  • 「書いて覚える」学習もできるようになっている

英語学習の土台となる2000語から「大学受験への基礎となる」520語を掲載した単語帳です。

キクタンシリーズは、キクタン[中学英単語]、キクタン[Entry] (本書)、キクタン[Basic]、キクタン[Advanced]、キクタン[Super]と5段階のレベルで単語帳がでていますが、その中で本書は2番目に易しい入門編の単語帳です。
アルクのレベル対応表によると、本書の単語は英検4-3級、TOEIC300点-350点に対応しています。

ゼロから英語学習を始める方は、キクタン[中学英単語]から始めると良いと思いますが、キクタン[中学英単語]の単語はだいたい分かるという方は、本書から取り組まれても良いと思います。

キクタン【中学英単語】【書評】「キクタン【中学英単語】高校入試レベル」

本書のレイアウトは、見開きで左側のページ(1ページ目)に英語、日本語、フレーズ、右側(2ページ目)はその書き取り用のページとなっています。さらに、その次のページ(3ページ目)にその単語を使った例文が載っていて、その右側のページ(4ページ目)はその書き取りのページとなっています。

本書では、単語、フレーズ、例文についてその書き取りの練習ができるようになっていることがひとつの特徴です。
本書レベルの基本単語は、スペルも覚えて書けるようになっておくことが大切です。
音で単語を覚えたあとは「書いて覚える」トレーニングに取り組んでみましょう。

また、各チャプターではそのチャプターで覚えた単語を使った長文が載っています。
つまり、本書には、各単語について、その単語を使ったフレーズ、例文、長文が載っており、違った形で単語の使い方に触れることができます。
この工夫により、英語と日本語の意味を対応させた単純な単語学習に終わるのではなく、「記憶のフック」を増やしたり、単語の使い方を覚えるなど、より実践的なトレーニングが行えると思います。

キクタンシリーズの一番の特徴は付属の音声です。
付属の音声では、なんと音楽が流れ、そのリズムに合わせて単語が読まれます。
チャンツの音声は「英語→日本語→英語」の順、フレーズは「英語→日本語」で収録されています。

音声のみでも学習が進められるようになっています。

ただ、この音楽が流れる音声は好き嫌いが分かれることかと思います。
シンプルな音声の方が好きな方は、Datebase1700をオススメします。

データベース1700【書評】「データベース1700使える英単語・熟語」

音声は、アルクのダウンロードセンターから無料でダウンロードできます。
ぜひ、音声の内容を確認して見てください。

英語のスピーキングやライティングでは、それほど難しい単語は必要ありません。
ネイティブであっても、話すときは基本的な単語を使うことが多いです。
その意味で、本書に載っている基本単語を丁寧に覚えていくことは英語を話したり、書いたりする上でとても重要になってきます。

英語の基本単語を覚えることはなかなか大変なことですが、この段階を経て基本単語をしっかり覚えると文法、リスニングなど他の学習の効率も上がり、英語の学習がより楽しくなってくると思います。

本のポイント

フレーズ、例文、長文を参考に覚えることができる

私が本書で学習したいなと思う理由は、1つの単語に対して、その単語を使ったフレーズ、例文、長文と単語を使ったいろいろな長さの英文が載っていることです。
私の経験から、単語はいろいろな長さの例文の中で覚えていくと効果的だと思います。

最初は、英語と日本語の意味を1対1に対応させて覚えることが必要ですが、その後はその単語が使われているフレーズ、文、文脈と一緒に覚えていくことが大切になります。

例えば、単語「decide」については以下のように「decide」を使ったフレーズ、例文、またここで全文は書けませんが、150語程度の長文が載っています。

  • decide :「~を決める」
    フレーズ decide to buy a guitar
    例文 :im has decided that he will go abroad.
    長文 :~Women who decided to call~

使い方

最初は音声を使って、単語に慣れることからはじめていきましょう。
音声を聴くだけなら、通勤中などスキマ時間等を使っても学習できます。

本書の音声では、音楽に乗って単語が収録されています。
最初は、音声を何度も聞いて英語に慣れていくことで十分かと思います。

英語に慣れてきたら、音声CDを活用しながら、英語→日本語を少しずつ、覚えていきましょう。

目指すところは、英語をみたら瞬時に日本語訳がでてくるところです。
英単語は半端に覚えても実際の場面では役に立ちません。
英単語を見たら、瞬時に訳を言えるところを目指しましょう。

単語の暗記で大切なことは「繰り返し」を意識することです。
エビングハウスの忘却曲線によると、覚えたことも1日後には67%忘れるようです。

音声を活用して、復習の期間を短くして、繰り返しの回数を多くしていきましょう。

英語→日本語の暗記の完成度があがったら、日本語→英語にも挑戦しましょう。

本書の単語は、すべて基本的な単語になりますので、しっかり覚えれば後々の学習に役立つものになります。

まとめ

まとめ
  • 音声を使うことにより、音楽のリズムに乗って単語が覚えられる単語帳
  • 単語を使ったフレーズ、例文、長文を参考に覚えることができる